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みかんに関する雑学その3

クエン酸について
柑橘に多く含まれる成分の一つにクエン酸があります。
クエン酸は、疲労物質である乳酸を分解することにより「疲労回復や筋肉痛の軽減に効果的」と言われていますが、昨今の研究では、「はっきりとしたヒトでの有効性に信頼できるデータが無い」ともされています。


実を食べるだけでなく、香りや酸味を利用する柑橘(柚、橙、スダチ、レモンなど)は「香酸柑橘」と呼ばれています。
日本の冬至には「柚湯」の風習があるように、香りを楽しむものとして、アロマオイルの素材として、また化粧品や入浴剤の原料としても使われています。
この「香酸柑橘」の酸っぱさのもとになる主な成分が「クエン酸」です。
「温州みかん」や「文旦」「晩柑」もクエン酸を多く含みます。
「温州みかん」や「晩柑」の皮を煮出してできる「みかん水」はクエン酸水溶液として、お掃除に役立ちます。
特にキッチン回りでは、天然の「みかん水」が安心して使えます。
水道の蛇口やお風呂の鏡、湯沸かしポットなどの白いくもりなどの汚れにはクエン酸が重宝されます。この白い汚れの原因は水道水に含まれるカルシウムです。クエン酸はカルシウムと結合する性質があるので、汚れている部分をクエン酸液で軽く磨いたり、クエン酸を入れてお湯を沸かしたりすることで汚れを落とすことができます。


「晩柑」の皮でお菓子を作った時の「みかん水」です。
皮を利用するときは、まずたっぷりのお湯で「ゆでこぼし」をして下さい。

みかんとその皮には、その品種によって成分が違いますので食べる場合は、注意が必要です。(参考:みかんの皮/晩柑とは
また、アレルギーも一切ないとは言えません。
「参考」をご確認になり、またお薬を服用中の方は医師や薬剤師さんとご相談の上、ご利用下さい。

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