天草陶石

天草陶石とは

陶石とは、陶器をつくるための材料となるものです。
天草下島で採掘されています。
採掘した石を砕いて粉状にし、精製したものに水を加え粘土状にして器の形に創り上げていくのです。
それは、真っ白な器が出来上がります。
「天草陶石」は、世界に白磁焼きのすばらしさを認知させ
マイセンやロイヤルコペンハーゲンに多大な影響を与えました。
その昔、平賀源内に「並ぶもの無し」と評されたほどの品質を誇ります。

「有田焼き」「伊万里焼き」の原材料は天草陶石でした。
採掘した陶石は小舟に積み天草下島の下田の入江から島の沿岸を回り鬼池に集められ、鬼池港から有田へ舟で運ばれていたようです。

採掘量が減少した今でも、採掘は続いており、美しい白磁器が焼かれています。
天草は知る人ぞ知る「陶芸の里」なのです。

天草白磁 陶房 泰(あまくさはくじ とうぼう やす)

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