あまくさ晩柑とは?

晩柑(ばんかん)ってなんでしょう?

晩柑とは、熊本県の河内町(くまもとけんかわちまち)で発見された自生種です。
自生種とは、自然に落ちた種や捨てられた種、もしくは鳥に運ばれた?種から生えて結実したものです。
発祥の地の名がつけられ品種名としては「河内晩柑(かわちばんかん)」ですが、他の土地で栽培された晩柑は「美生柑(みしょうかん)」「宇和ゴールド」「愛南ゴールド」「夏文旦」などなど…栽培された地名や生産者によってさまざまな名で呼ばれています。
天草で栽培された晩柑を「あまくさ晩柑」と呼んでいます。
味はグレープフルーツに似ていますが、グレープフルーツほど苦みや酸味が強くありません。さっぱりとした甘みがあります。


樹上熟成しています

「晩柑」は、4月下旬頃に花が咲き実をつけます。
そのまま翌春以降の収穫期まで樹上にぶら下がったまま熟成を続けています。
極早生みかんは9月には収穫され、温州みかんは10月下旬から11月には収穫となりますが、「晩柑」は、収穫が翌年になることからも、農作物がゆっくり育つことを「晩生」と言い「晩」と呼ばれている所以でしょう。また、長く「樹」にぶら下がっているために円錐形のような形になっていくわけです。
越冬するということは、暖かい気候が適しています。
「晩柑」は、寒さには弱く、冬でも霜が降りないことが重要です。


一般流通のものは、3月頃には収穫され貯蔵熟成されています。そのためには、防腐剤や防カビ剤等の薬剤散布を含む湿度や温度が管理された環境が必要になります。
農薬を使用せずに栽培してきたものが、ここで早摘みすることにより薬剤に頼ることになります。
「樹」にとっても、早く収穫する方が「樹」に負担がかからずに良いのですが、「晩柑」は、その点強い「樹」とも言えます。


「あまくさ晩柑」は、早摘みせずに完熟するまで樹上熟成を待つことにしています。
樹上にぶら下がっている時間が長くなればなるほどに、果皮はキズやガサつきが増えてくるのです。
また「回青」と言って、一度黄色く熟した果皮が青く変色してきます。「青がえり」とも言いますが、これは熟した証でもあります。
「バレンシアオレンジ」などではよくあることらしいのですが、完熟した後さらに成長するために不要ににもかかわらず「葉緑素」と「水分」を取り込むことで「回青」現象が起こります。



晩柑の成分

「晩柑」は、グレープフルーツに似ていますが、グレープフルーツほど酸味が強くなく酸味と甘みのバランスがとても良い食べやすい柑橘です。
 柑橘はビタミンCを含むものが多くあり、ビタミンCはカラダの細胞と細胞をつなぐ役割を持つコラーゲンというタンパク質を作るのに不可欠です。
「晩柑」は、豊富なビタミンCを含みます。
「グレープフルーツ」には、高血圧薬の一部と相性が悪いフラボノイドが多く含まれていますが、「晩柑」の中身にはほとんど含まれていません。
中身は、高血圧症のお薬を服用中の方でも安心して食べられます。

晩柑の果皮

「晩柑の果皮」部分には、機能性成分が含まれるために「皮丸ごと絞った果汁」には注意が必要です。
高血圧薬を服用中の方で、グレープフルーツの摂取を止められている方は「晩柑の果皮」(皮丸ごと絞り果汁を含む)は摂取されないようご注意下さい。
また、近年の研究により「晩柑の果皮」には、「オーラプテン(Auraptene)」と「ヘプタメトキシフラボン(Heptamethoxyflavone)」という機能性成分が多く含まれていることが分かっています。
オーラプテン及びヘプタメトキシフラボンは、それぞれに抗炎症作用を持っており、炎症から脳を保護する効果が期待されます。脳の炎症が引き起こす「認知症」の予防に効果があるとして研究が進められています。





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