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レモンの酸味について

コクと酸味

一般的に、「コクがある」とか「コク」が深いとか…
TV番組で食レポをする人たちが使う言葉で、よく耳にしますね。
「コク」とは、「塩味」と「うま味」のことなのだそうです。

例えば…鰹節でだし汁をとるとします。
すると、鰹節の「うま味」が、水に溶けだします。
そこに、塩を一つまみ加えると「うま味」と「塩味」で
「コク」のあるだし汁が出来上がる ということなのだそうです。

この「コク」というものが塩味が必要だということは
減塩すると、「コク」が無いものに出来上がるわけですが
日本人は、「塩分過多」なのだそうで、減塩流行りの現代です。
減塩しても「コク」のある仕上がりにするためにはどうするのか?
そこで、登場するのが「酸味」なのだそうです。

「コク」を10とすると
「うま味」5+「塩味」5=「コク」10
「うま味」5+「塩味」2.5+「酸味」2.5=「コク」10

いつも使用する塩分を半分に減らしても、そこに「酸味」が加わることで
物足りなさを感じなくなると…。
そして、この塩分である「ナトリウム」ですが
一緒に「カリウム」を摂取することで「ナトリウム」は体外に排出されます。
「カリウム」は、生野菜やワカメ、イモ類、果物に多く含まれています。
「レモン」は「カリウム」も多く含みますのでお勧めの食材です。
※農林水産省「みんなの食育」でも記されています。

「レモン」を上手に使えたなら
「酸味」の効果と「カリウム」の効果で
減塩食も美味しく楽しい食事になるのではないかと思います。

我が家の家族が脳溢血で入院した際に
病院内で行われる減塩教室で指導を受けたことがあります。
この、脳溢血というもの、脳梗塞や心筋梗塞は
とにかく一に「減塩」二に「減塩」更に「減塩」と指導をうけました。

始めた当時は「不味い」と感じていた「減塩食」も
酸味を足すことで「塩味」が引き立ち「美味しい」と感じるようになります。
「酸味」って凄い!!
我が家では、レモンは必需品のようなものですが
レモンに限らず、穀物酢やリンゴ酢、ワインビネガーも利用しています。
サラダ用のドレッシングや、焼き肉用ソース、とんかつソースも
アジフライのタルタルソースなどなど、ほとんどが自家製です。

皮まで安心してご利用いただける「天草レモン」を是非お試しください。
天草レモンについて」詳しくは前回でお話しています。

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